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From Frontier
パンドラの壺
作者:白雲
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7/8

【金曜日】
――アパート――
 またテーブルに腰掛けて、いつもの様に、ビールを飲み出す。
「それで俺の布団は?」
「押入れに片付けたよ」
「押入れの中の物は?」
「整理したら、スペースが出来たよ」
「勝手なことしやがって」
 ビールの味以上に顔を顰めて愚痴る。
「ねえ」
 しかし、浅倉南は意に介していない。
「どんな曲を聴いているよ?」
 そう言うと、押入れの中から引っ張り出してきたラジカセのスイッチを入れる。
「また勝手なことを……」
「クィーン?」
 カセットから、流行っているイギリスのロックバンドの曲が流れだす。意外な選曲に驚きを隠せない。
「お前が会いたがってる女の趣味だ」
 ビールを飲みながら、さらりと告げる。
「え?」
 思わず鼓動が早くなる。
「そっかぁ……」
 この情報を脳裏に焼き付けるように、眼を伏せて聞き入る。
 二本目を開けて、仁志はちらりと浅倉南を見た。制服の白いシャツの袖をまくり、ネクタイを外し胸元の釦を取って首元を楽にしている。
「お前の乳首、黒いんだな」
「なっ!!」
 咄嗟に胸元を腕で抑える。
「何言ってるの。見えるわけないでしょ!?」
 仁志はアルコールのたっぷり含んだ笑い声を上げる。
「くははは、見えたさ」
「だって違うもん」
「ほお、じゃ比べてみるか?」
 仁志はシャツを肌蹴て、自分の乳首を見せる。
「ちょ、ちょ……」
「どうだ。ピンク色で綺麗だろう」
「……」
 正直言うだけのことはある。そう認識してしまった故に、咄嗟に上手く言い返せない。
「いろんなのを見てきたが、なかなかこれというやつには巡り会えなかったが、最近、銭湯で気が付いた。俺が求めていたものはここにあったんだと。がははは」
「バカじゃない」
 浅倉南は低い声で吐き捨てると、くるりと背を向けてしまう。そして、再び低い姿勢となり押入れに頭を突っ込んで物色し始める。
「……」
 仁志は笑いを消すと、酔った赤い目で、じっと浅倉南の尻を見詰める。と、いきなり、さっとスカートを捲った。フルバックのパンティーが露わになる。
「ちょ、邪魔しないで」
 怒った声を出す。それに仁志は舌打ちをした。
「なんだ。透けてねえじゃないか」
「当たり前でしょ」
「つまらん――」
 そう忌々しげに呟くと、浅倉南の腰の上にビール缶を置いてしまう。
「色気のないケツはテーブル代わりぐらいにしか使えん」
「もう、冷たい」
 思わず腰を動かして、ビールを倒してしまった。
「ほら」
 浅倉南が息巻く。そして、零れたビールを拭こうとするが……、
「お前が零したんだろ。お仕置きだ」
「何を!」
 パーン!
 その時、浅倉南の尻が軽快に鳴った。
「ふぁぃッ!」
 すっとんきょな声が出る。自分が一体何をされたのか咄嗟に分からない。
 パン!
 2発目が叩かれる。部屋に響き、鼓膜に焼付く音が、自分の尻肉から発せられたものだとどうにか気付くことができた。
 パン!
 三発目で怒りが込み上げる。余りにも理不尽な振る舞いであろう。抗議しようと振り返ろうとする。
 パパーン!!
 その矢先、一際大きな音が鳴る。
 瞬間、背筋が震えた。腹の奥底で、甘美な切なさが込み上げてくる。自分の身に何が起こったのか、さっぱり分からない。ただ、次の衝撃をじっと待っている。
 パーン!
 五発目が叩き込まれる。と、待ってましたとばかりに未知の声がもらしてしまう。
「ああーんッ!」
 鼓膜を刺激するのは、見知らぬが、明らかに自分自身の声である。喘ぎとも呻きともつかない感じ入った響きを帯びている。
「はぁはぁ……はぁ」
 もはや耐えられず上体を突っ伏す。
 その姿は、尻だけが宙に残ってまるで捧げているようであり、さらに卑猥なポーズとなってしまった。
 そして、荒い息遣いで、「もっともっとォ」と言わんばかりにまるでねだるように尻を揺らしている。
「二度と――」
 仁志が浅倉南の前髪を掴んで、顔を持ち上げた。
「俺の前で、こんなパンツを穿くな!」
「……はい」
 浅倉南は朦朧とした瞳で小さく頷く。
「とっとと捨ててしまえ」
「はァ……いぃ」
 まるで催眠術で操られているように、命じられるままに、自らの指をパンティーのゴムに引っ掛ける。そして、徐に下ろしてしまった。
 ハート型に張った煽情的な尻肉が剥き出されて、ツーンと咽返るような女の匂いが溢れ出る。
 スズメバチのように細いウェストから急カーブで張り出し、真昼の月のように白く美しい円を描いている。そして、まるで陶磁器の造りものように艶々と輝いていた。
 二つの白い丘の間には、セピア色の菊の紋章を思わせるすぼまりと、濡れた唇が垣間見える。
 また、その下の皮は、うっすらと褐色にグラデーションして、先端は拠れて、まるでバラの花びらを思わせる。添えられた恥毛は、白い肌を裏切るように黒々として、茨の棘のように固く鋭い。
「いやぁ、ああ……んっ」
 仁志が尻肉を鷲掴みにする。その手触りは、つきたての餅のように瑞々しく柔らかく、溌剌とした弾力が指先に返ってくる。
 浅倉南は媚びるように鼻を鳴らして、身をよじる。と、ジットリとした粘液がバラの花びらから朝露の如く零れ落ちた。
 開いた花びらの奥では、生き造りのアワビのような柔肉が、酒を零されたようにひくひくとうねり、花びらの重なり合う端から顔を覗かせる肉珠は、愛液と言う養分をたっぷりと吸って丸々と太ったピンクパールのように美しい。
「おいおい濡れ過ぎだろう?」
 溢れでた愛液で、内腿が膝まで濡れている。
「は、恥ずかしい……」
 顔を畳に伏せたまま、唇をだらしなく開き乙女らしい羞じらいの声をもらす。
「おい」
 仁志は、急に声のトーンを落とした。
「え?」
「ここはもう開いてんのか?」
 仁志は泥濘の沼の源泉であり、女体の入り口に指を当てて、ゆっくりとその淵をなぞり回す。
「あっ、くくくぅ~~ん」
 浅倉南は、足をバタつかせ、腰をうねらせながら、奥歯を噛み締めて長く呻く。
「どうなんだ、開通しているのか?」
 もう一度、強く問われて浅倉南は頷いた。
「は、はい……」
「……ったく、最近のガキはませやがって。いい加減しろよ」
 そう罵りながら、仁志は指を肉小穴に挿入していく。浅倉南の言葉通り、ぬるりと指が滑り込んで、そのまま奥へと引き込まれていく。忽ち、熱いシロップのような粘液と無数の肉襞に包まれて、今にも指は蕩けそうである。
「うぅ、ぅいやぁーん」
 拒絶と言うより媚びるように囁く。そして、背を猫のように丸めて、漣のような震えを起こす。女の最深部に至る道は、狭隘で、まるで猫の舌のようにざらついて、そして、輪ゴムの束のように強く締め付けてくる。
 ぬちゃり、ぬちゃ、にゅちゅちゅ……、
 と卑猥な水音を立てながら、指は根元まで達した。
「ツぅ……」
 浅倉南は肩を震わせる。その度に肉襞がざわめくように蠢く。
「いいモン持ってんじゃねェか?」
「うう……」
「何本咥え込んだ?」
「……」
「何人だ? 言え!」
「ひ、一人です……」
 苦しげに答える。
「なるほどなぁ……」
 仁志が一人で納得したように頷く。
 指は内診するように襞の中を探り、その場所を探り当てた。そして、その敏感な箇所を、指の腹で擦りたてる。
「ひっ」
 浅倉南の肉体は、今までに経験した事の無い感覚に襲われていた。苦しげに眉間に皺をよせて、畳に右手の指を立て、左手の人差し指の第二関節あたりを噛んだりして耐えている。
「あぁん……こ、こんなの……、ああおかしくなっちゃう……」
 膣肉が激しく収縮を始め、さらに指を絞る。
「いや……ダメ……くぅくるぅっ!」
 などと口走りながら、四肢を烈しく硬直させる。
 その時、仁志はまるで犬が噛み付くように、浅倉南の秘唇へ口を運んだ。そして、舌を膣穴の中へ差し込んで、ポンプのように盛大に愛液を吸い上げていく。
 浅倉南は、まるで魂が抜き取られるような不思議な感覚に包まれる。
「ひぃぃいいッ、で、でちゃうぅッ!」
 刹那、稲妻のような衝撃が全身の神経を駆け巡る。その直後に、肉体がカッと燃えるように熱くなって汗がどっと噴き出した。
 ジュルルルルルルーっ!
「ああー、あぐうーっ、ああーん!」
 目を剥いて、次に歯を喰い縛り、獣のように吠える。
 仁志が顔を離すと、その口から大量の愛液が零れていた。浅倉南は、身も世もなく崩れ落ちて、息絶え絶えに伏す。
「例の野球少年は、女にするだけして、悦びを与えもせず、さっさと逝っちまったんだな」
「はぁはぁ……」
「無責任だよな」
「そ、そんなことない……」
 目を開いて、瞳を端に寄せて、その視界の端にどうにか捉えると否定の言葉を吐く。
「まあ、お前以上に、そいつの方が無念だったろうなぁ」
「……」
「目撃者の片割れと残され女か……。これも何かの縁だ。精々供養してやろうぜ」
「……ああ」
 太腿を小脇抱える。成すがままの浅倉南の唇から弱弱しい声がもれていた。
「あの世に聞こえるぐらい鳴け!」
 腰を脚の間に割り入れる。
「そして、悶える姿を成仏できるぐらい見せつけてやれ!」
 そして、獲物を狙う肉食獣の素早さで、赤銅色に反り返った肉の塊を割れ目に添える。ぐいぐいと、二度三度、大陰唇と小陰唇の間の溝を刷くように行ったり来たりした後、ついにそのあるべき棲家へ狙いが定まる。そして、拳のように堅く大きな肉塊が、当然とばかりに呑み込まれていく。
「ああッ!」
 浅倉南は顎を突出し細い喉を反らすと、身体をじわじわと捩じる。
「ふぁっ、かいッ! イッ、痛い……んッ」
 大きさに馴染ませるような優しさはなく、容赦なく一気に奥まで押し込まれる。
 浅倉南は、裂けんばかりに目を見開き、未知の苦痛に悶絶する。そして、もうこれ以上奥へ入らないで、と祈るように両手で仁志の腹を押す。
 しかし、全く気遣う様子もなく、肉塊の先端を叩くように奥の突き当たりにぶつける。そして、荒々しく肉襞を削るように引き抜く。膣の小路に詰まっていた蜜が、神秘の世界から俗世界へと飛沫となって飛び散った。
「ひぃ、ひぃぃいいいーーっ」
 浅倉南は、甲高い悲鳴を上げる。その反響が届くのを待たずに間髪入れず、更に速度を増して突き入れられて、また最深部を打たれる。
「あがぅう!」
 弓なりに反りかえり、喉を絞って吠え、両足首をピーンと真っ直ぐに伸ばす。
「お腹が破れる!!」
 そして、両手で腹部を押して、際限なく体内を侵し続ける男根を押し返そうとする。
 それから、再び引き抜かれるとまた背を丸め、また衝かれるとまた反り、そんな反復を何度も何度も繰り返す。その間隔がどんどん短くなって、浅倉南は美しいからくり人形のように舞い踊り続けた。
「いやっ、だめえっ、もうだめえ!」
 泣くような声を糸が曳くように上げた。
「情けないことを言うな」
「だって……」
「死んだ男の名前を呼んでやれ」
「うん……うん」
 身体を揺すりながら、短く呻く。
「ほらどうした、おらおら」
 仁志は腰を持ち上げて、抉るように突き上げて促す。
「はあぁ……無理……」
「呼べ」
「かっ……」
「うむ?」
「かっちゃん、かっちゃん……」
 甘く切なげにすすり泣く。
「どうした?」
「ごめんね。みなみ、こんなんで……」
「ほら、もっと甘えた声を聞かせてやれ」
「いいのッ、気持ちいッ、気持ちいいのぉ~お!!」
 感極まっていく。
「かっちゃんに見せてやれ、イク姿を。ちゃんと言ってやれ、イク声を」
「……」
 混乱して、言葉に詰まる。
「イクと言え!」
「いくぅ、いっちゃうぅううう!!」
「こら、誰がだ?」
「……みなみ」
「みなみがどうするんだ」
「みなみ、イッチャぅうううう!!」
 膣肉を千切れんがかりに広げられて擦られる甘美な感覚に、未踏破の膣奥を叩かれる信じがたい衝撃に、そして、一撃ごとに頭の天辺へと抜けていく痺れる悦楽感に、浅倉南は髪を振り乱して火のように喘ぐ。
「もう許して……」
 そして、これ以上の快感を拒むように腰を揺すってずらした。
 ぼそりと男根が抜ける。
「はぁはぁはぁ……」
 蓬髪の下で荒い息を吐き、胸を大きく揺らす。
「大体わかったぜ、南ちゃんよ」
 仁志はほくそ笑んで浅倉南の片脚を担いで肩に乗せる。浅倉南の身体は横を向き寝る格好になった。そのまま再度挿入する。今までとは違う角度で、突かれたことのない箇所を衝かれて、忽ち新たな刺激が巻き起こってくる。
「あっあっ…ぁ…あっ、壊れるゥ……はうンん!」
 一弾指の間に、浅倉南は経験のない絶頂へと達してく。
「みなみ、イクっ、イクッ、イッちゃうううう!」
 断末魔の悲鳴のような絶叫を迸りつつ、身を弓なりに反らして、若鮎のように、ガクガクと狂おしく痙攣させた。


 星が落ちてきそうな夜だった。線路脇の道を屈強な肉体を持つ少年が自転車を漕いでいる。ふと、夜空を見上げた。
 幻想的なほどに星々が輝いている。一際明るい星を目で追えば、余りにも有名なオリオン座だと気付く。最も優れた猟師の星座だと云う。
「だとすれば――」
 少年は自転車を止めて振り返った。
「やっぱり!」
 そこには、北斗七星とカシオペアが対をなして浮かんでいる。教科書通りの星座の配置に宇宙の真理の一端を垣間見た。そんな壮大な気分となる。
「今夜は凄いことが起きそうだ」
 少年は勇んでペダルを踏み込む。


 仁志は服を脱ぎ捨て汗だくの肉体を押入れ横の柱に凭れて、渇いた喉にビールを流し込む。その眼前には、大股を開いて横たわり、小刻みに肢体を痙攣される浅倉南がいた。
「おい」
 乱暴な声で呼びかける。
「……なに?」
 浅倉南は乱れた呼吸で囁く。そして、ぼさぼさの頭をもたげた。瞳孔は開いて口元はだらしなく弛緩している。まだ朦朧としているようで、虚ろな視線を宙に遊ばせている。
「こっちに来い」
「うん」
 子犬のように頷いて、四つん這いで移動する。
 仁志の足を跨いで膝で立ち、両肩に手を添える。
「絶頂は始めてか?」
「……うん、たぶん……」
 その恍惚を残した貌を、惜しげもなく仁志に向ける。
「もっと快感を教えてやる」
「……うん」
 浅倉南は瞳を閉じる。すぐに口を吸われると、アルコールの匂いが口の中に広がる。そして、腰を掴んだ手に誘導されて、尻をゆっくりと落としてゆく。すぐに股間に硬い男根が当たる。それだけで眩暈がして、光の瞬きのように頭が真っ白になる。
 ヌチャ、メチャ……、
 と舌と舌を絡ませながら、制服のシャツの釦を上から外されていく。
「此奴のサイズは?」
「82のCカップ……んん」
 ブラジャーの上から膨らみを荒々しく揉まれながら、浅倉南は微かに恥じらいを見せて答える。と、何の躊躇もなく、ブラジャーの中に手を差し込まれた。
「ガキは本当に体温高いなぁ」
「ああ……」
 ずれて剥がれたブラジャーの跡には、陽の光を浴びたことさえないだろう、きめ細やかで透き通るような純白の肌が現れる。そのバージンスノーの雪山を思わせる膨らみは、裾野が滑らかな完璧なお椀型で、その頂きには、女のシンボルが固く尖っている。
 乳輪は比較的小さく、それに比べて乳首は大き目で、葡萄のように膨らんで、ツンと突き出ている。
「尻は?」
 今度は、スカートのフックを外されながら問われる。
「ヒップは85……」
「体重は?」
「44キロ……」
「まあ、俺好みにはチョイ足らないが、仕方あるめえ」
 仁志はそう嘯いて、剥き出しになった尻肉を撫で回す。
「あああ……」
 浅倉南は股間直下に異物が、再び強度を取り戻し、太く堅く太刀のように反り返ってきているのを敏感に感じ取っていた。それを意識すると、堪らず昂ぶった声を放ち、もどかしげに腰を揺する。
「入れて欲しいのか」
「……」
 問われて、浅倉南は無言で唇を噛む。その時偶然、うねらせていた尻が、男根先端で疼く膣口を擦ってしまう。堪らず、震える声をもらした。
「あっ、……ダメ……ッ」
「ちゃんと言え!」
「ああっ、……い、入れてッ」
 叱られて、思わず口走ってしまった。余りのはしたなさに、頭がくらっと霞み、胸の奥が滾るように熱い。
「い、いやッ……」
 男根の先端が、ワインのコルクのように膣穴を塞ぐ。途端に、じたばたと足をバタつかせ、背筋をうねうねと波打たせる。
「奥まで入れて欲しいか?」
 ウンウンと縋るように頷く。
「オマンコしたいと言え」
「オマンコして下さい。もっと激しくイカせて……ああっ」
 口に出した瞬間、身も心も蕩けるような甘美感に襲われて、両腕で自分の身体を絞るように抱き締めて、絶息すような悲鳴を上げた。その直後、ガクッと全身の力が抜けていく。
「あっ、いい、イッ!」
 自重で男根を深く飲み込んでしまい、天を仰ぎ見て、真っ直ぐに伸びた喉から快楽の声を吹き上げる。
「もっともっと」
「あ、よく聞こえんな?」
「オマンコよ。オマンコがいいの! オマンコして」
 その容貌からは想像できない。獣のような咆哮を上げる。
 仁志はにやりと口の端を上げると、要望通りにした強く打ち上げてやる。
「ンムムム……ンンン」
 もはや真面に言葉も紡げず、本能のままに嗚咽を噴きあふれさす。
「ふぁう、ほぉおぉおお!!」
 浅倉南は毬のように尻肉を弾ませて、身体を上下に揺らし続ける。
「イクッ、いっ、みなみ、イッちゃううううッ!!」
 美貌を歪ませ、涎塗れの紅唇を戦慄かせて絶頂を告げる。その瞬間、意識がふっと遠のいていく。
 気が付くと、恋人のように仁志の胸にしな垂れている。そして、まだ性器同士が繋がったままだった。
「気が付いたか?」
「……はい」
「どうだ、俺のセックスは?」
「ス、素敵です……」
 まだ極彩色の快楽の中を彷徨っている。


「ごちそうさま」
「ありがとうございました」
「美味しかった」
「また来て下さいね」
 喫茶店から客が出ていく。もう店に客はいない。
 本日の仕事も終わったと、温厚を絵に描いたような顔の中年男性が、自分用にコーヒーを淹れた。一人での接客は大変になってきたなぁとつい愚痴がこぼれてしまう。
 飲み終わると、受け皿をコーヒーカップに被せ、逆さにし、カウンターに置く。しばらくして、カップの底を覗くと、乾いた粉が三角形に見えた。
「うむ、良くない変化が起きそうだな……」
 気まぐれに素人のコーヒー占いを行う。特段信じる様子もなく、水の中へコーヒーカップを沈めた。


 仁志は室内干し用のロープからタオルを取り、浅倉南の裸体へ掛ける。
 浅倉南は弾かれたように起き上がる。
「あ、あたし……どうしたんだろ?」
 慌てた手付きで髪を撫でて、取り乱した口調で言った。
「今なら誰もいないから、シャワーを浴びられるぞ」
 柱に寄り掛かって仁志が言う。
「……いいえ」
 立ち上がろうとしたが、生まれたての小鹿のように足が震えた。膝をついたまま手を伸ばし、テッィシュを何枚も取る。そして、口元を拭い、目元の滴を吸い取った。
 ブラジャーを拾い、胸の前でホックを留めて背中へ廻す。それから、キャミソールを着て白いシャツを羽織る。指先が震えて上手く釦をはめられない。
「……えいっ」
 上と下を省略して三つほどはめると、勢いをつけて立ち上がった。仁志へ尻を向けながらスカートを穿く。
「帰んのか?」
「……はい」
 振り返って目を見て答える。その視線が無意識に下がり、剥き出しの男根へそそがれた。思わず生唾を飲み込んでいる。
「こっちへ来いよ」
 その動揺を見透かして誘う。
「結構です。もう遅いですし……」
 目を伏せて小さく囁く。
「パンツは?」
「捨てて下さい……」
 呟くと引き戸へ歩を進める。

 どうやって帰ってきたのか記憶が定かではない。逃げ込むように浴室へ直行して、シャワーを浴びた。
 胸の谷間、乳ぶさの下、手を這わせて汗を落とす。乳首は千切れんばかりに硬く尖り、治まる気配すらない。また、内腿は得体の知れない液体が乾いて、干上がった海のようになっている。恥毛も絡まって固まり肌に張り付いている。
「はあ……」
 浅倉南はため息を落とすと項垂れ、壁に頭を凭れる。
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