母さんじゃなきゃダメなんだっ!!6~完結編・後編~
意気J●が弱みを握られてオッサンに好き勝手にされちゃうお話
コンビニ少女Z
その頃、彼女はアイツと…
エガオノリユウ
なんでそんなヤツがいいんだよ…
種付け先生の純愛催●キメセク指導
嬲 -Nobly-
クラリオンコール
作者:ブルー
10. 救出作戦
<< 前へ   次へ >>
10/12

 救出作戦の当日、詩織は計画通り1人で犯人のマンションをたずねた。
 ドアが開く。
 中からランニングシャツにトランクスの格好をした男があらわれた。写真で見たメガネの男だ。
 北骨だと詩織はひと目でわかった。
 ついにたどり着いた。
 北骨は他に誰かいないかドアの外を警戒した。
 制服姿の詩織をまじまじと見る。
「あの……紹介できました。藤崎詩織です」
 あくまで詩織は個人撮影のモデルとして紹介されて来た体なのだ。
「1人できたの?」
「はい」
「……とりあえず上がってよ」
「おじゃまします」
 玄関を入ると廊下がありドアがいくつか並んでいる。
 ワンルームではなくファミリータイプのマンションだ。家賃もそれにするのがわかる。
 詩織が通された部屋は廊下の突き当たりにあるリビングだった。
 10畳ほどの広さでテレビとソファーがあり、窓のカーテンは閉め切られていた。
「そこに座ってよ。飲み物を入れてくるからさ。金有さんがとびきりの美少女がいるって言ってたけど、本当にアイドルみたいだね」
「金有さん……?」
「君を紹介してくれた人だよ」
「ああ」
「きらめき高校の生徒なんだ。その制服」
「はい」
「進学校だよね。可愛い子が多い学校でも有名だ」
「もしかして知り合いでもいるんですか」
 詩織は軽く探りを入れてみた。
「いるよ」
 北骨はあっさり認めた。
「その娘の名前は?」
「逆に聞くけど、どうして知りたいの?」
「もしかしたら私の友達かもしれないし」
「最近は女子高生の間でパパ活が流行ってるらしいね。スマホですぐに相手を探せるから」
「私はよく知らないけど……」
「こういうバイトをしてるのに?」
「あっ」
「べつにいいけどね。詩織ちゃんがいい写真を撮らせてくれたら後で紹介してあげるよ」
「本当ですか?」
「とりあえずこれに着替えてよ」
「えっ!?」
 北骨が取り出した物を見て詩織は唖然とした。
 黒い革のベルトが縦と横に組み合わさっただけの、衣装とは呼べない代物だった。それぞれのベルトは金属のリングで接合されている。いわゆるSMの拘束服だ。
「これって」
「SMがどんな物か聞いたことぐらいはあるでしょ」
「まあ、なんとなくは」
「他にも首輪と鼻フック、手錠もあるよ。これを着て、詩織ちゃんを壁に磔にしてる姿を撮りたいからさ。ムチで叩いたりして」
 北骨は次々とSM道具を並べた。中には吸盤のように乳首に吸い付く機械もあった。
 どれも詩織が目にしたことのない物ばかりだ。
 詩織は軽蔑すると同時に、もし自分がこの衣装で拘束されたどんなふうになるだろうと想像した。美樹原愛のように囚われの身になるのだろうか。
(とんでもない変態だわ……早くメグを見つけないと)
「どうしたのかな」
「ちょっとびっくりして」
「そういえば詩織ちゃんはまだ処女なんだっけ」
「あ、はい」
「SMに興味ない」
「あるわけないです」
 詩織はきっぱりと返事をした。
「ハハハ。あるわけないって変な日本語だよね」
「はあ……」
「そういう真面目な女の子ほど奴隷願望があったりするんだよ」
「そうじゃなくて、私は本当に」
「僕の見立てだと、詩織ちゃんみたいな美少女はこういう被虐的な衣装もとても似合うと思うよ。隣の部屋で着替えてごらんよ。縄で吊してたっぷり虐めてあげるからさ」
「あ、あの……その前にお手洗いをお借りしてもいいですか」
 詩織はソファを立ち上がった。
 一刻も早く愛を見つけ出して、ここを脱出しようと考えたのだ。
「トイレなら廊下を出てすぐ左の扉だよ」
「すみません」
 廊下に出た詩織はトイレに行くふりをして美樹原愛が監禁されていそうな部屋を探した。
 玄関を入ってすぐの右手にドアがあるのを見つけた。
「ここが怪しいわ」
 詩織はドアノブに手をかけた。ガチャガチャと音をさせる。
 ドアに鍵がかかっていた。
「メグ、ここにいるの? 私よ、開けてちょうだい!」
 ドアをドンドンと叩いた。
「困るなあ、勝手に家捜しして。そこは僕のプライベートルームだよ」
「ハッ……!?」
 詩織が振り返ると、不気味な顔をした北骨が立っていた。
「痛いっ」
「おとなしくしろ」
 北骨は詩織の手首を掴むと後ろにひねって手錠をかけた。
「やっぱりあなたがメグを誘拐した犯人ね。あなたなんてただの変態よ」
「ハハハ、可愛い顔して威勢がいいなァ」
「なにがおかしいのよ」
「僕だってバカじゃない。君が探してたのはこれだろ」
 北骨がドアを開ける。
 部屋には三角木馬やコスプレの衣装などSM道具がずらりと並んでいた。
 その隅に、SMの拘束服姿で首輪をはめられて鎖で繋がれている美樹原愛の姿があった。
 栗色の髪を前髪で切り揃えて、小動物のような雰囲気をしている。
「メグっ!!」
 親友の痛々しい姿に詩織は思わず叫んだ。
 胸が張り裂けそうだ。
「ハアハア……ううう……」
 鎖で繋がれた美樹原愛は口には猿ぐつわをされていた。
 しゃべりたくてもしゃべりないのだ。
「ふうううー、うううっ!!」
 つぶらな瞳を潤ませて、必死になにかを詩織に訴えようとしている。
「ムダだよ。愛は調教中だからね」
「ひどい。こんなの……。いますぐメグを解放してあげて」
「それこそいいがかりさ」
「なにをいってるのよ」
「僕は彼女の希望を叶えてあげてるんだよ」
「バカなことをいわないでちょうだい。よくこんな酷い事が……あなた頭がおかしいんだわ」
「女には男に玩具のように扱われたいっていう被虐願望があるんだよ。すべからく女性にはね。君だって、思い当たる節があるんじゃないかな」
「ふざけないで! こんなことをしてタダで済むと思ったら大間違いよ。すぐに警察に捕まるわよ」
「ガキがえらそうな口を叩くな!」
「きゃああ……!」
 不意に顔を叩かれて、詩織はSM部屋の床に転がって倒れる。
 スカートがめくれて色白の太ももと白いパンティーが見えた。
「今日から僕が君のご主人様だ。愛と同じように立派な雌マゾに調教してあげるよ。裸に剥いて天井から縄で二日も吊せば、どんな気が強い娘もメンタルが崩壊する。まずはお仕置きが必要みたいだな」
「だ、だめよ、そんなこと……!」
「ハアハア、さっきまでの強気はどうした。大人を舐めた罰だ」
「い、いやあー、近寄らないでっ!!」
 叫びながら床を後ずさる、詩織。
 北骨は詩織を押さえつけると乱暴にショーツを引きちぎった。
 ズボンを下ろして体を割り入れ、割れ目に狙いを定めた。
 詩織の細い首元を両手で締め上げる。
「く、くるしい……息が……できない……」
 見る見るうちに詩織の顔が青白く変わる。
 足で蹴って抵抗した。
「ハアハア、このまま殺してやろうか」
「い、いやぁ! た、助けてぇ……」
 口をパクパクと動かして必死に空気を求める。
「ハアハア、おとなしくしていれば苦しい目を見ずに済んだものを」
 北骨はヘラヘラと笑っている。
 詩織が失神した後でゆっくりとレイプするつもりなのだ。
「も、もうダメ……」
 詩織の意識が遠のきかけるーー……。

「詩織っ!!」
 背後で公人の声がした。ガタガタと音がする。
「この犯罪者野郎っ!!」
 手を放した北骨が立ち上がろうとして、顔面に公人の飛び蹴りがヒットした。
 鼻血を飛ばしながら北骨は三角木馬に頭をぶつけて昏倒した。
「ケガはないか、詩織」
「公人っ!!」
 詩織は手錠をかけられたまま公人の胸に駆け寄った。
「私なら平気よ。危なかったわ」
「わるい。ドアの鍵を開けるのに手間取って」
「ううん。いいのよ。それよりも早くメグの鎖を外してあげて」
「わかった。おい、好雄手伝えよ」
「オッケー」
 手錠を外してもらった詩織は手首をさする。赤いあざが出来ていた。
 近くにあった毛布を美樹原愛の体にかけた。
「もう大丈夫よ、メグ。私たちが来たから安心して。家に帰れるのよ」
「詩織ちゃん、私……ううっ」
 無事解放されて安心したのか愛がワッと泣き崩れる。
「よく耐えたわね、メグ。えらいわよ。クラスのみんなも学校で待ってるわ」
 詩織は愛を慰めるようにそっと抱きしめる。
 遠くからパトカーのサイレンが近づいて来た。

 こうして美樹原愛・誘拐事件は無事解決した。
 犯人の北骨は未成年者略取で警察に逮捕された。
 翌日の新聞には、【地元高校の少年探偵団が誘拐犯逮捕の大てがら!】の見出しで小さな記事が載った。
感想を送る
11
<< 前へ   目次   次へ >>
© 2014 pncr このサイト上にある画像・文章の複製・転載はご遠慮ください。
since 2003 aoikobeya 問い合わせ