03. 神様から与えられた能力
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由紀夫は下校した。
テニス部も見ておこうと行ったけど、女子部員に睨まれた。
「ちょっとあんた何しに来たの覗き?」
「い、いや、その、そんなんじゃなくて」
「めちゃ怪しい、」
「ごごめんなさい、失礼します」
と逃げるようにテニスコートから逃げてきて帰路に。
怖かったなあ、でも詩織ちゃんのテニスルックちらっと見ただけだけど、ラッキー
虹野さんもかわいかったなーあんなかわいい子にスカウトされたら行っちゃうよなあ。
虹野さんもメンクイかな?それとも高見とかいう詩織ちゃんの幼馴染が本当にサッカーの才能あるんだろうか?サッカーのことはあまり興味ないからルールとかもよくわからないし。
帰る途中に神社を発見、朝通学の時は気が付かなかったけど。
よし神様にお願いしようかな。
そう思って鳥居をくぐった。
神前に着いて、あっそうだお賽銭持っていない、もち金は二十円、これじゃ神様も願い事聞いてくれないかも。
この度は幣もとりあえず手向け山 紅葉の錦神のまにまに
小倉百人一首の句を詠んだ。
そして二十円賽銭箱に入れてから鈴を鳴らし礼をしてから拍手。
(どうか神様藤崎詩織ちゃんと恋人になれますように、お願いします)
願い事を唱えた。
【その願い・・・叶えてしんぜよう~】
「えっ!!何っ!!」
由紀夫はあたりを見たが誰もいない本当に神様が返事したのかな。
【文武両道の能力、それもどびっきりの優れた能力を与えてやろう、顔はそのまま、男前には出来んが、あとはお前の努力でそしてもう一つ精力も通常の男子より100倍にしてやろう】
神社を後にして、一人住まいのアパートに着いた。
本当にそのような能力が身についたのか。
その時はまだ信じていなかった。
それから異変が起きた。試しに教科書を見ると光速度で内容が頭に入っていく、一時間ほどですべての教科書を暗記してしまった。
学校に教科書持っていく必要なくなった。暗記しているのだから。
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R18らしからぬ内容ですが、もう少しお待ちを。