フォーリン・ラビリンス -隷属の少女たち-
愛玩天使 チアリーピンク
服従のマテリア
From Frontier
種付け学園 いきなり☆ハーレム
Twilight Cat's -猫娘と人間の欲情日記-
Charming Mate ~女王サキュバス育成日誌~
ハッスルタイム!
ーアネモネー
作者:クマ紳士
04. chapter4
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「うん、大分良くなったね。これならもうお薬は要らないでしょう」

「ありがとう! 先生!」

勝己は診察していた子供の頭を撫で、良かったねと笑顔を見せた。子供を診せていた母親も、ありがとうございますとお礼を口にした。勝己は人当たりのいい笑顔を見せながら、退出する母娘を見送った。

「お疲れ様です。水戸先生」

勝己の助手として付いていた看護婦が勝己を労った。勝己はありがとうと礼を口にしながら、次の患者のカルテに目を通していた。

「先生、こちらに来たばかりなのに患者の方達から評判いいですよ。男女問わず、先生に見て欲しいって話が聞こえてきます」

若い看護婦が勝己に尊敬の眼差しを送っていた。勝己より少し早くに就任した看護婦だが、勝己が医師としても人間としても出来た人物だと高く評価していた。

「買い被りすぎだよ。私は普通に診ているだけ。患者さんに嫌われるよりはいいけどね」

肩を竦めておどけて見せる勝己に、看護婦は謙遜する姿もかっこいいと思った。聞けば未婚で40近い男だったが、20代の若い看護婦は思い切って食事に誘った。

「先生、今度のお休み……一緒に食事でもいかがですか? 先生のお話、もっと聞きたいです!」

若い看護婦にそう誘われ、勝己は面食らった顔をしたが、

「ありがとう。でもごめんね。次の休みは予定が入ってるんだ」

「そうですか……」

肩を落として項垂れる看護婦に、勝己はもう一度謝った。看護婦は未練がましい視線を送りながら、予定ってなんですか? と訊ねた。それに対し、

「次の休みは姪っ子とデートの人当たりなんだ」

心からの笑顔で勝己はそう答えた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

「本当にいいんですか? おじ様、私がご一緒して?」

隣を歩く環が勝己に声を掛ける。目的地に着いてまで確認する環に、勝己は苦笑い。環は頭は良いが、頭が固い所があり、考え方を曲げない節がある。勝己はそれを理解しているから、苦笑を返した。

「良いんだよ。言ったろう? 知り合いから遊園地のチケットをもらったんだが、生憎相手が居なくてね。誰かに譲っても良いんだけど……僕もたまに癒しが欲しくなるのさ」

勝己は隣の環を視界に収める。あまり乗り気ではないようだったが、環は嫌がりはせず、勝己に付いて来た。白のワンピースにGパンの動きやすい格好だったが、環の容姿はそれだけでも人目を引き付けた。

……たまちゃん、気付いているかい? 何人もの男が、君を見て足を止めている。

流れるような長髪に、服の上からでも分かる抜群のスタイル。スラリと伸びた足に凹凸のハッキリした体付き。

……この中の何人かの男は、君を抱く妄想を抱くだろう。君もこうした劣情や羨望の視線を慣れたモノと捉えている。けどね、たまちゃん……。

「癒しですか? 私なんかと一緒に居て、疲れが癒されるなら喜んでお付き合いしますよ」

君が知らない私の方が、よっぽど君に欲情している男なんだよ……。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

環は、勝己に今度の日曜日に遊園地に行こうと誘われ戸惑っていた。

……最近、おじ様が私を呼び出す頻度が多い気がするわ。別におじ様が嫌いなわけでも、イヤなわけでもないけれど……。タカ坊に会える時間が減ってるのも事実。

環は貴明と一緒に居たい思いも勿論あった。学校では登下校を共にするが、二人きりには中々なれない。貴明の周りには仲の良い女子が多く、態度のハッキリしない貴明だ。断れずに途中で居なくなる事もしばしば。その度に仕方ないと思う気持ちと、環は自分と一緒に居たくないのでは? と考えてしまう。

……モヤモヤする。タカ坊が好きなのに、ハッキリと言えない自分。私を選んでくれないタカ坊に。最近……ますますその思いが強くなって……夜は、身体が疼いちゃう。

環は夜に貴明を思って自慰してしまうのを止められなかった。ほぼ毎晩、貴明に抱かれる妄想をする。環は自分がどんどんエッチになって行くと感じていた。貴明に再会してから、思いは募るばかりなのに、手を出してくれないもどかしさ。そんな時に、勝己から声が掛かる。渋りながらも、環しか居ないとまで言われると……つい魔が指してしまう。

……別におじ様だもの。なんにもあるわけないわ。子供の頃から知っている相手なのだから。

最終的には、いつもこの言い訳を環は自分にしていた。貴明以外の異性といる時間が増えている。しかし、勝己なら浮気には入らない。ただ、一緒に居るだけ。環は勝己に笑顔を向けながらも、貴明への後ろめたさを感じていた。

「たまちゃん、遊園地には最近来たのかい?」

「え? い、いえ。遊園地は最近は全然。子供の頃以来です。九条院に入ってからはほぼ遊びの時間はありませんでしたし……」

九条院は全寮制の学校。最近地元に戻った環は、貴明達と一緒に過ごす時間を作ってはいたが遊園地に足を運ぶ事はなかった。

「じゃあ今日は沢山遊ぼう。今まで頑張ってきたんだから、君にも息抜きして欲しい」

九条院の生活に耐えてきた環を労いたいと口にしてくれる勝己に、環は素直に喜んだ。雑念を振り払うかのように、勝己に促されるまま遊園地を楽しむ環。元々活動的な環は、激しい乗り物を選びジェットコースターやフリーフォールなど人気のアトラクションを並びながらも声を上げて喜んでいた。いつしか昼に近づいた頃、勝己は体力の限界を感じてベンチに座り込んだ。

「ふぅ……。年甲斐もなくはしゃいじゃったよ。ありがとう、たまちゃん」

ベンチに腰を落ち着かせ、疲労から肩を落としながらも勝己は環に笑顔を向けた。環は慌てて手を振り、礼を返した。

「おじ様、何か飲み物を買って来ます。おじ様は少し休んでいて下さい」

言うが早いか、環は混雑している人混みを避けて少し離れた自販機へと歩く。勝己はその姿を見送りながら、環の尊さを改めて認識していた。

……ああ。やっぱりたまちゃんは優しいなぁ。アトラクションに並んでいる間も、無邪気に笑顔を向けてくれて。元々人を惹きつける子で、ガキ大将とは言っても力で支配していたわけじゃない。たまちゃんと一緒に居たいと思わせてくれる魅力が彼女にはあるんだ。

勝己は環の姿を目で追いながら、視界に映る若いカップルや夫婦を見ていた。

……私とたまちゃん、カップルには見えないだろうなぁ。親子に見えてしまうだろう。きっとたまちゃんも、私との特別な関係なんて望んでいない。

遊園地で過ごす間、時折奇異の視線を感じていた。環は人目を引く容姿をしている。こんな人混みで歩けば、環の美貌に数人の男達が足を止めて彼女を見る。そんな環の横に立つ男は、誰なのか? 歳の離れた40近い親父では、カップルには見えない。誰もがそう思うだろう。

……でもね、たまちゃん。僕はこの位置を誰かに譲るつもりはない。君は僕が……。

「……じゃん。一緒に遊ぼうよ」

「ん?」

考え事をしていたからか、環から少し目を離した隙に彼女の周りに3人の男達が集まっていた。昼間から白昼堂々、日曜日の遊園地でナンパをする男達は周りの視線など全く気にしていなかった。勝己はその姿を確認し、ベンチから腰を上げた。

「ねぇねぇ、君、一人なんだろ? 俺らと遊ぼう? 気持ち良いとこ連れてってあげるからさ」

「マジ可愛いね。モデル? 足なげー」

「君さ、モテるでしょ? ナンパ慣れしてる? やっぱり?」

「……」

環の行く手を阻むように取り囲む男達。茶髪や金髪の大学生に見えるチャラついた男達。環は両手に飲み物を持ち、顰め面を向けていた。怒りが爆発する寸前の所で勝己が辿り着き声を掛ける。

「たまちゃん、ごめんね。ジュースありがとう。さ、行こうか」

「おじ様……」

男達をかき分け、環へと手を伸ばした勝己。環は驚きに目を丸くした。勝己は全く男達を意に介さず環の手を引いた。普通の相手ならば、連れが居たのかと諦める場面だったが、

「待てよオッサン! 俺らが話してんだろ! 援交したいなら、他所でやれよ!」

勝己は左右から2人の男に捕まれ、環と手を離された。周りにも数人の遊園地客がいる中、力づくで来るとは勝己は考えもしなかった。環と離された勝己は、突き飛ばされ地面を転がる。

「おじ様っ!」

環は勝己がコンクリートの床に転がされ、悲痛な叫びを上げる。顔を青ざめさせた環に、金髪の男が肩に手を置く。

「なぁ、あんな冴えないオヤジなんてほっといてさ、俺らと行こうぜ? あんなオヤジと援交するより、君ならもっと稼げるからさぁ」

金髪の男は環の身体を舐めるように見ていた。頭の中では、既に環を組み敷きホテルで喘ぎ声を出させていた。環はすぐ様反撃しようと拳を握った。そこへ、

「……撤回しろ」

「……あん?」

着ていた服がボロボロになりながらも立ち上がろうとする勝己が、男達を強気に睨んだ。口の中も切れているのか、口の端から血が出ている。

「たまちゃんは、援交なんて……する子じゃない! 今すぐ、彼女に謝るんだ!」

「……おじ様……」

環は勝己が怒っている姿を初めて目にした。いつも環には優しく、どんな時でも笑いかけてくれた叔父だった。そんな勝己が、ここまで感情を顕にするのを初めて見て、環は勝己から目を離せなかった。

「なに青くせえ事言ってんだ、自分の歳考えろよボケ! だせぇ格好でイキッてんじゃねえぞコラ!!」

怒鳴り返した金髪の男は、周りの2人に合図し3人で袋叩きにしようと勝己に力づく。しかし、ナンパ男達は環から完全に目を離していた。ナンパした相手が、誰なのかを……彼らは知らなかった。

「……いい加減にしなさい、あなた達ッ!」

「は? あ、あダダダダッッ!!?」

環の声に振り向いた金髪の男が頭を鷲掴みにされ、宙に浮いた。片手で大の男を軽々と持ち上げる姿に、残りの2人が青ざめた。やがて抵抗しなくなった金髪の男が、力なく床に落とされる。どうやら、完璧に意識を手放したようだ。

「……さあ、次はどっちかしら?」

「「ひっ!?」」

2人の男は互いに顔を見合わせ、すみませんでした! と環に頭を下げ、金髪の男を抱えて逃げ出した。環はつまらなそうに鼻を鳴らす。

「おじ様、大丈夫ですか?」

「……はは。なんとかね」

男達の姿が見えなくなるのを確認し、環は勝己に駆け寄る。勝己は笑って見せたが、身体のあちこちに怪我をしているようだ。環は肩を貸して勝己を立ち上がらせる。そこでようやく、遊園地の警備員が騒ぎを聞きつけてやって来た。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

「本当にもう大丈夫なんですか? どこか身体の痛む所は……」

「大丈夫だよ。ありがとう、たまちゃん」

心配そうに勝己へ目を向ける環に、勝己は笑って見せた。環は良かったと胸を撫で下ろした。遊園地の医務室で手当てを受けた勝己は、環にまだ遊ぶか訊ねたが、環はもう遊ぶ気分ではなくなってしまった。勝己は、環に帰りはドライブして帰ろうと提案する。環は勝己の怪我を心配したが、勝己は環を悪い気分のまま帰したくないと答えた。おどけて見せる勝己に、環は渋々ドライブを承諾した。

「たまちゃん、少し高速に乗るからね。ちょっと遠いけどさ、僕のお気に入りの場所なんだ」

助手席に乗る環に、勝己は車を走らせながら話した。自分を庇って怪我までした勝己。さらには車で環をエスコートしてくれる姿に、環は嬉しい気持ちに包まれた。

「楽しみです。おじ様」

無邪気に微笑む環を見て、勝己は笑みを返しながらも、心の中で抑えきれない欲望が渦巻いているのを感じていた。

……たまちゃん。気に入らない男は力づくで追い払う。変わらないね。子供の頃から、君は強い。男なんて、と見下していた時期もあった。僕は強い君が好きだ。けど……。

「……たまちゃん、さっき飲み物をダメにしちゃったからさ。僕が新しいの買って置いたんだ。飲んでね」

「あ、ありがとうございます。実は私、喉カラカラで……」

環は勝己に勧められるまま、後ろの座席にあったカップの飲み物を口にする。ストローで飲み物を一気に飲む環は、水分を補給して一息付いた。勝己はその姿を視界に入れて、ほくそ笑んだ。

……たまには、弱い姿も見せて欲しいなぁ……。

勝己が用意した飲み物を無警戒に飲む姿を見て、勝己は怪しくほくそ笑んでいた。カーステレオでラジオを流していると、高速道路の渋滞を告げるニュースが流れていた。ラジオの情報通り、勝己の車も渋滞に捕まった。

「いつもは混まないんだけどなぁ。ごめんね、たまちゃん」

「大丈夫ですよ。お気になさらないでください」

勝己は環に謝ったが、環は大丈夫と答えた。狭い車内でも、勝己に気を使ってか環は口を止めなかった。そんな環の口数が数十分も経つ頃にはピタリと止み、太ももをすり合わせていた。

「大丈夫? たまちゃん? 少し顔色が悪いよ?」

「……だ、大丈夫です……。なんでも、なんでもありませんから……」

額にうっすらと汗をかきながらも、環は何とか笑みを作っていた。勝己は環を心配する表情を作りながら、心の奥底では興奮の高まりを感じた。

……あぁ! あぁぁ! たまちゃん! 我慢してるんだね! 唇を噛んで、瞳が潤み始めてる。なんて可愛いんだ! もっと見せておくれ!

勝己は環に利尿剤を飲ませていた。医師である勝己が患者でもない環に、誤った薬を飲ませる。睡眠薬は何度も試した勝己だったが、利尿剤は初めてだった。しかし、車で渋滞に巻き込まれるタイミングでの服用は狙ったものだった。渋滞の中では、環は逃げられない。

……どうしよう? どうすればいいの? 車の中で催して来るなんて……我慢しないと……。この渋滞さえ、抜ければ……!

環が車のフロントガラスから見えた景色には、ズラリと並ぶ車の数々。渋滞の車の列は殆ど動かず、本当にゆっくりと前へと進んでいた。

「たまちゃん、ごめんね。この調子だと……あと一時間位は渋滞に捕まるかも」

……そんな……! あと一時間も、お手洗いを我慢出来るわけ……!

環は身体を震わせ始めた。勝己に言われた言葉で限界を感じたのか、呼吸が苦しくなり、身体を前のめりに倒した。勝己が大丈夫かい? と慌てて声を掛ける。環は下唇を一度噛み締め、恥を忍んで告白した。

「……おじ様……実は私、お手洗いに行きたくて……もう、我慢出来るか分からないの……」

瞳を潤ませ、勝己に懇願する環。尿意に耐えて来た環だが、一時間は耐えられないと踏み、勝己に白状した。勝己は、環が泣きそうな程に弱っている姿をさらけ出してくれた事に、言い様のない高揚感を得た。

……あぁぁッ! 可愛い、可愛いたまちゃん! 泣きそうな顔も、とっても可愛い! 必死に両足をすり合わせて、我慢してるんだね! おもらししないように、偉いねぇ!

勝己は油断すれば、自らの顔が醜く歪んでしまいそうになるのを抑え、環に心配そうな眼差しを送る。

「たまちゃん、ごめんね。まさかこんな渋滞に巻き込まれるなんて思わなくて……」

ともすればニヤけてしまう顔を引き締め、環を心配する言葉を吐く。環はおじ様のせいじゃありません、と気丈に振舞った。股の間に手を入れ、何とか我慢しようと力を入れる。しかし、意識すればするほど、尿意の波が押し寄せて来る。

……だめ。もう……。出ちゃう……!

歯を食いしばって耐える環に、勝己は一つの提案をした。

「たまちゃん……。実はね、前にウチの患者が使っていた簡易トイレがあるんだ。車の中でも出来る物なんだが……使ってみないかい?」

「……簡易トイレ、おじ様……それって……」

環は顔だけを上げて、勝己の様子を伺う。後部座席の荷物の中から出したのは、組み立て式の簡易トイレだった。勝己は手馴れた様子で組み立て広げてみせる。紙で出来た小さな採尿キットのような物だった。確かに尿を受け止める事は出来るだろう。しかし、

「ここで、するんですか? 車の中で、おじ様の前で……おしっこを……?」

環は弱々しく尋ねた。顔を上げるだけで、最早精一杯だった。少しでも力を抜けば、漏らしてしまいそうだ。

「たまちゃんの苦しそうな姿を、僕は見ていられない。大丈夫。僕は君のどんな姿を見ても、君の味方だよ」

勝己は環に笑みを見せた。車はゆっくりと動いており、流石に目を閉じたり、耳を塞ぐ事は出来ない。環も車のフロントガラスから渋滞状況を確認し、見ないで済ますのは不可能だと分かった。さらに、自分の限界も悟ってしまい、このままでは確実に漏らすと理解した。

「……おじ様、絶対に見ないで下さい。はしたない私を、許して下さい……」

勝己は環を安心させるように、静かに頷き返した。環はそれを確認し、意を決したようにズボンに手をかけ、一気にずり下げる。下半身をパンツ一枚にした環は、横目で勝己を見る。勝己は約束通り、こちらを見ていない。

私……おじ様の前で、こんな格好……。タカ坊に、絶対知られたくない。

環は貴明の顔を思い浮かべながら、最後のパンツに手を掛けた。助手席で下半身を露出させた環は、もう我慢の限界だった。環はパンツの真ん中に染みが出来ているのを見てしまい、顔を真っ赤に染めた。身体の震えが止まらず、尿意が込み上げて来る。腰が勝手に動き、尿道を通る熱さを感じた。環は慌てて、簡易トイレを陰部に押し当てた。

「おじ様……お願い、音、聞かないで……! んッ!!」

勝己の返事を待たずして、環は排尿を始めた。身体を後ろに倒し、勢いよく尿が飛び出ていく。紙に当たる環の尿は激しい音を立てていた。環は恥ずかしさから顔から火が出てしまいそうだった。我慢していたからか、尿の量が多く、環は今まで感じた事がない開放感に包まれた。

なに……これ……。気持ち、いい。オシッコ、してるだけなのに……私、感じてる。これじゃあ、まるで……変態みたいじゃない。嘘よ、こんなの……。

環は自分が信じられなかった。排尿をしただけで興奮する自分を否定する。しかし、その表情は蕩けており……夢うつつに見えた。勝己はそんな環を横目でみて、片手で自らのペニスを握った。

たまちゃん……! たまちゃん……! 最高だよぉ。おしっこして、感じてるんだね! たまちゃんは知らないけど、潮吹きを覚えたおマンコは、どんどん君をエッチにさせる! 君の身体は、僕が開発してあげたからね。我慢出来ないよねぇ!

勝己はすぐにでも環の痴態で自慰したかった。しかし、流石にこの場で始めたら環に気付かれる。勝己は握る手を解き、ハンドルを握り直した。ようやく環の排尿が終わると、環は深い呼吸を繰り返し身体を脱力させていた。酷い脱力感と性的興奮を感じた環は、自分が分からなくなっていた。

「たまちゃん、大丈夫かい?」

「……はい。ごめんなさい、おじ様」

環は自分の出した尿の匂いが鼻に付き、悲しくなった。勝己は何も言わないが、車内に尿臭が充満している気がする。環は勝己に窓を開けて欲しいと口にした。

「たまちゃん、生理現象は仕方ないよ。他には誰も見ていない。それより、早く下を着なさい」

勝己に言われ、環は慌ててパンツとズボンを履き直した。ショックを受けるあまり、自分の姿に気が付かなかった。あれだけの痴態を見せても、環を気遣う勝己に、環は礼を言った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

「……綺麗」

「でしょ? ここの夕日をたまちゃんに見せたくてね」

高速を抜け、山沿いを走っていた車が止まると夕暮れ時の海岸沿いだった。勝己が下調べして調べた隠れ夕日スポットだった。幸運な事に環達以外に人の気配はない。

「おじ様……先ほどは本当にすみませんでした。私、大変失礼な真似を……」

環は頭をこれでもかと下げた。不良達も恐れる環だったが、勝己には素直に頭を下げる事が出来た。勝己は大丈夫だよと何度目か分からない言葉を口にする。

「元はと言えば僕が渋滞に捕まったのが悪いしね。ドライブに誘わなければ、たまちゃんが困る事もなかったし……」

後ろ頭を搔く勝己に環は違います!と精一杯の否定をした。勝己に申し訳ない気持ちの環は、勝己に分かってもらおうと前に出るが、

「たまちゃん、僕はね。君が一緒にこの夕日を見てくれただけで満足なんだよ」

夕日に照らされた環の姿は、本当に美しかった。赤い長髪が風にたなびき、光を反射して輝く美しさ。目の前の宝石を改めて美しいと勝己は独りごちた。

「おじ様はどうして、そんなに私に優しいんですか?」

男を惑わす瞳だった。吸い込まれそうな環のブラウンの瞳。何人もの男が恋した大きな瞳。環が少女の時から変わらない勝己が欲した光だった。

「……君が好きだから」

「おじ様……? 私ももちろん、おじ様の事は……」

隣に並び立つ環に思いを告げたが、環は首を傾げるだけだ。おじとして、環を好きとしか考えていない。勝己はゆっくりと環に近付き、無防備な環を抱きしめた。

「おじ……さま?」

まだ理解していない環。人の好意に敏感なはずの環が、勝己の気持ちを理解出来なかった。子供の頃から、よく知る相手。しかし、親と子ほど年の離れた相手。そんな相手から向けられる好意を、環は親愛のモノとしか捉えていなかった。それが、

「……君が欲しい、たまちゃん。僕と付き合ってくれないか?」

環は勝己にストレートに思いを告げられ、思考がフリーズした。勝己にこんな力があったのかと疑うほどに強く、環の身体が抱きとめられていた。日が暮れようとする中で、環は予想外の告白に口を動かせずにいた。
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