ラスボス
作者:ライラック
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35. ごめんなさい そして・・・・・
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期末試験が始まった。

見晴はその問題を見て驚く、何と由紀夫がPCで製作した問題と何から何まですべて一致。
(これってどういうこと?)
(これなら満点も楽勝じゃない)
答えがわかっているから時間もほとんど使わないので制限時間内で終わる。

それから5教科すべて短時間で終了。

テストの結果発表が掲示された。

一位 館林見晴 495点
二位 藤崎詩織 490点
三位 栢木由紀夫485点

満点でないのが御愛嬌。

あの時見晴は怒って由紀夫を追い出したが、よく考えてみれば不可抗力。
由紀夫に悪いことした、一生懸命?無料で家庭教師してくれたのに。
(どうしよう・・・謝っても許してもらえないかもしれないけど、とにかく謝ろう)


由紀夫は放課後野球部の練習には参加せずに帰ろうと靴箱を開けると中に手紙が入っていた。
『公園で待ってます』
それだけの内容だ。
公園とは詩織と詩織の幼馴染が幼い頃よく遊んだ公園だ。

誰かよくわからないけど行くことにした。
また誰かの愛の告白だろうか?由紀夫は近頃よくモテる、いろんな分野で存在感をアピールしてるし、容姿も日に日によくなってるので、女子に注目されるようになってる。

公園に着くとそこには見晴が待っていた。
「アッ!館林さん」
「ご御免なさい、謝っても許してもらえないのはわかってたけど、どうしても謝りたくて、それとテストで一位にしてもらえたお礼も言いたかったから」
「とにかくそこのベンチに座ろう」

公園には見晴と由紀夫以外は誰も居なかった。
「ま、よかったじゃないか一位に成れて、オレはみいちゃんにほとんど教えていないただこの問題をマスタ―せよそれだけだよ」
「ねえでも不思議どうしてテストに出る問題わかるの?」
「予知能力だよ、以前あの東から予告ホームランもそれだよ、あの場合はそれだけじゃないけどね、それプラス特殊能力その気になればメジャーの超一流投手からだって打てるよ」

「凄いのねじゃあ今度の選抜でプロのスカウトが見に来るでしょ?プロになるの?」
「いや今のところその気はない、だからなるべく目立たないようにプレーするつもりだ、わざとエラーしたり、打ってもラッキーパンチ的にね、オレはピッチャーはやらない、捕手をやるピンチになれば東と交代で投げるけど、そうは簡単にピンチにさせないよ、オレがリードするんだから大丈夫、絶対に、春の選抜優勝間違いなし」
「応援に行くからって、学校から応援のバスが行く予定みたいね」
「一つ問題がある、スカウトもプロだからよく見てるはず、だからいかに目立たないようにプレーするかだ、超一流のスカウトが来ないことを祈るしかない」

「ところであなたなら500点満点間違いなしなのに、どうして485点なの?」
「それはね誰が何点取るかこれも予測出来たからなんだよ、やっぱり一位のほうが気持ちいいだろ?だから485点」
「そこまでしなくてもいいのに藤崎さんに勝てただけで満足よ」
「もしかして詩織に怨みでもあるの?」
「怨みとかそういうのじゃないよただテストはいつも上位だし、学校で男の子に人気あるし、何をとっても一つとして藤崎さんに勝るものがなかったのよ」
「そんなことないよ、みいちゃんだって詩織に負けないくらいにかわいいよ、それにテストだっていつも詩織には勝てなかったけど上位定着だったじゃないか、一流大学合格ラインだよ」

「背丈だって藤崎さんのほうが高いし」
「うーん詩織は高からず低からず丁度いい感じかな」
「じゃあ私は?」
「みいちゃんは高からず高からずかな」

「ちょっとそれどういう意味よ、何も誉め言葉になっていないじゃないですかッ!!」
見晴は立ち上がって手をグ―にして由紀夫に振りかざした。

「ひゃ~暴力反対ゆるしてぇ~」
「何言ってるんですか、不良数人相手に瞬殺するのに何で弱い女の子を怖がるんですか」
「どうしてなんだろうね、でも女の子にはそんなことは出来ないよ」

そして「みいちゃんは詩織に負けないくらいにかわいいですこれだけは絶対に言える」
「ま許してあげるわ、それよりここ冷えてきたわ、ねぇこれから家に来ない?お礼に夕ご飯私の手作り御馳走するから、それにお母さんは温泉旅行に近所の主婦友達と出かけているから三日間留守、お父さんは転勤で何年も帰ってこないから、ゆっくりして行っていいのよ、明日は学校お休みだし」

「うんみいちゃんの手料理食べたいね、じゃあ行こうか」
「うん」

その時突風が吹いて見晴の制服のスカートが舞い上がってパンチラどころかパンモロ。
白いごく普通のコットン、見逃すはずがないしっかりと見てしまった。
ところが見晴はスカートを押さえるでもなく平然としている。

それから数回見晴の家に着くまで生パンを見せてくれた。
春一番でもないのに今日は風がやたらと多い。

見晴の家に来るのはこれで二回目か。
二階に上がり見晴の部屋に入ると以前と同じいい匂いがした。

男の部屋にはない女の子の匂い、大部分は見晴の体臭が部屋の隅々に染み込んでるのだろう。
詩織の部屋もそうだったが微妙に違うがどちらも素敵な匂いには違いない。

「これから着替えるからちょっと向こう向いててくれる?」
「いいじゃないかみいちゃん見せてくれると約束しただろう?」

「もう何度も見せてあげたじゃないの風でスカートがめくれる度にしっかり見てたじゃないの、知らないとは言わせないわ」
「しまった気付かれてたか」

「だからもうあの約束は終了よ」
「そんなぁ」
パンチラをしっかり見てたのを見晴は気づいていたようだ。

見晴は何かを思い出したように「そうだ夕ご飯作らなくっちゃしばしお待ちを」
「エッ!着替えないのか?」
「着替えたら下着姿もろ見えでしょう?嫁入り前の大切な体だからね^^」
「なるほど・・・まそれはそれでセーラー服がよく似合うみいちゃんだからいいよね」

「エッチ・エッチ・ヘンタイ」

見晴は下の階に降りて行った。
夕ご飯を作り終えてから、お風呂の用意までした。
浴槽は洗ってるからお湯だけ入れたらいい。

夕ご飯出来たらしいので階下に移動。
「さあ召し上がれ」
食卓に並べられてるのを見て驚く。
「ここれは・・・・」
「あなたのために一生懸命作ったのよ召し上がれ」
汐サバの焼き物、サバの味噌煮込み、ほうれん草のお浸し、味噌汁、白菜の漬物、
「うーん御馳走だうまそう」


見晴と二人の夕食まるで新婚夫婦のようだ。
「うまかったよ、御馳走様」
「全部食べてくれた、嬉しいです、いつもはお母さんが作るので自信なかったけど
一生懸命作った甲斐があったわ」

「後片付けするからあなたは二階で待っててね」
「うんわかった」
由紀夫は二階に上がる。

窓のカーテンを開けるとここらは家が密集していないのでカーテンを開けたままでも
プライベートは保たれるようだ。
カーテンを開けたまま見晴が着替えなどしても覗かれる心配もなさそうだ。

詩織の部屋は真向かいに詩織の幼馴染の部屋があるのでやばいだろう。
あの幼馴染は見晴も一時熱を入れてたしでも見晴は彼のことを
『鈍感、留守電メッセージで館林ですと名乗ってるのにまったく気づいていない』
とか言ってたし、詩織の気持ちも知らないで虹野さんのほうを選んだし、かといって
虹野さんとも恋仲にもなっていないヘタレだ。

「お待たせ~」
見晴がご飯の後片付け済ませたらしく二階に現れた。

「私これからお風呂に入るの」
「あ、いいよどうぞ」
そう言って部屋から出て行こうとすると。
「何してるのあなたも来るのよ」
「えっどうして?」
「つべこべ言わずに来なさい」

そして風呂場の脱衣場。
「あなたはこれから私の世話をしなさい」
「世話ってどのような?」
「大したことじゃないわ私を綺麗に洗ってくれればそれでいいのよ、イヤとは言わせないわよ、夕ご飯御馳走したんだからそれくらいはやって当然でしょ?」

確かにその通りだ、一宿一飯の恩義だ。
しかしこれは恩義じゃなくてご褒美ではないのか?
館林見晴のようなとびっきりの美少女のお風呂のお世話なんて大枚払ってでもやらせてもらえないレベルではないのだろうか。
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